インターコンチネンタルカップ/トヨタ・カップとは、欧州のUEFAチャンピオンズリーグ優勝クラブと南米のリベルタドーレス杯優勝クラブによるサッカークラブ世界一決定戦である。当初はホーム・アンド・アウェー方式で行われていたが、サポーターの過熱化、選手のスケジュール等が問題に、また'70年代から欧州王者が遠征の負担などを理由に出場を次々と出場を辞退する事態も起こる。そして、1975年と1978年には開催自体が中止に追い込まれる事になってしまった。そこで、中立地そして第3国の日本でトヨタ自動車がスポンサーとなって大会名もトヨタ・ヨーロッパ/サウスアメリカ カップ、通称トヨタ・カップとして開催されるようになった。

 現在はFIFAクラブ世界選手権と名称も変わり、南米や欧州だけでなく
6大陸の王者が一堂に会して真の世界ナンバーワン・クラブを決める大会へと変貌を遂げた。

国名一覧:ARG=アルゼンチン、BEL=ベルギー、BRA=ブラジル、COL=コロンビア、ENG=イングランド、ESP=スペイン、FRA=フランス、GER=ドイツ、GRE=ギリシャ、
     HOL=オランダ、ITA=イタリア、PAR=パラグアイ、POR=ポルトガル、ROM=ルーマニア、SCO=スコットランド、SWE=スウェーデン、URU=ウルグアイ、
     YUG=ユーゴスラビア

INTERCONTINENTAL CUP
開催年 優勝チーム(国名) SCORE 準優勝チーム(国名)
第1回 1960年 レアル・マドリード(ESP) 0-0 5-1 ペニャロール(URU)
第2回 1961年 ペニャロール(URU) 0-1 5-0 2-1 ベンフィカ(POR)
第3回 1962年 サントス(BRA) 3-2 5-2 ベンフィカ(POR)
第4回 1963年 サントス(BRA) 2-4 4-2 1-0 ACミラン(ITA)
第5回 1964年 インテル(ITA) 0-1 2-0 1延0 インデペンディエンテ(ARG)
第6回 1965年 インテル(ITA) 3-0 0-0 インデペンディエンテ(ARG)
第7回 1966年 ペニャロール(URU) 2-0 2-0 レアル・マドリード(ESP)
第8回 1967年 ラシン(ARG) 0-1 2-1 1-0 セルティック(SCO)
第9回 1968年 エストゥディアンテス(ARG) 1-0 1-1 マンチェスター・ユナイテッド(ENG)
第10回 1969年 ACミラン(ITA) 3-0 1-2 エストゥディアンテス(ARG)
第11回 1970年 フェイエノールト(HOL) 2-2 1-0 エストゥディアンテス(ARG)
第12回 1971年 ナシオナル・モンテビデオ(URU) 1-1 2-1 パナシナイコス(GRE)*1
第13回 1972年 アヤックス(HOL) 1-1 3-0 インデペンディエンテ(ARG)
第14回 1973年 インデペンディエンテ(ARG) 1-0 ユベントス(ITA)*2
第15回 1974年 アトレティコ・マドリード(ESP)*3 0-1 2-0 インデペンディエンテ(ARG)
1975年 バイエルン・ミュンヘン(GER) 開催中止 インデペンディエンテ(ARG)
第16回 1976年 バイエルン・ミュンヘン(GER) 2-0 0-0 クルゼイロ(BRA)
第17回 1977年 ボカ・ジュニアーズ(ARG) 2-2 3-0 ボルシア・MG(GER)*4
1978年 リバプール(ENG) 開催中止 ボカ・ジュニアーズ(ARG)
第18回 1979年 オリンピア(PAR) 1-0 2-1 マルメ(SWE)*5

*1.UEFAチャンピオンズカップの覇者アヤックスが出場を辞退したため、準優勝のパナシナイコスが出場。
*2.UEFAチャンピオンズカップの覇者アヤックスが出場を辞退したため、準優勝のユベントスが出場。
*3.UEFAチャンピオンズカップの覇者バイエルン・ミュンヘンが出場を辞退したため、準優勝のアトレティコ・マドリードが出場。
*4.UEFAチャンピオンズカップの覇者リバプールが出場を辞退したため、準優勝のボルシア・MGが出場。
*5.UEFAチャンピオンズカップの覇者ノッティンガム・フォレストが出場を辞退したため、準優勝のマルメが出場。


TOYOTA EUROPEAN/SOUTH AMERICAN CUP
開催日 優勝チーム(国名) SCORE 準優勝チーム(国名) 最優秀選手
第01回
1981/02/11
ナシオナル・モンテビデオ(URU) 1-0 ノッティンガム・フォレスト(ENG) ビクトリーノ(ナシオナル)
第02回
1981/12/13
フラメンゴ(BRA) 3-0 リバプール(ENG) ジーコ(フラメンゴ)
第03回
1982/12/12
ペニャロール(URU) 2-0 アストン・ビラ(ENG) ジャイール(ペニャロール)
第04回
1983/12/11
グレミオ(BRA) 2-1 ハンブルガーSV(GER) レナト(グレミオ)
第05回
1984/12/09
インデペンディエンテ(ARG) 1-0 リバプール(ENG) ペルクダニ
(インデペンディエンテ)
第06回
1985/12/08
ユベントス(ITA) 2-2
4PK2
アルヘンチノス・ジュニオールズ(ARG) プラティニ(ユベントス)
第07回
1986/12/14
リーベル・プレート(ARG) 1-0 ステアウア・ブカレスト(ROM) アルサメンディ(リーベル)
第08回
1987/12/13
ポルト(POR) 2-1 ペニャロール(URU) マジェール(ポルト)
第09回
1988/12/11
ナシオナル・モンテビデオ(URU) 2-2
7PK6
PSVアイントホーヘン(HOL) オストラサ(ナシオナル)
第10回
1989/12/17
ACミラン(ITA) 1-0 アトレィコ・ナシオナル(COL) エバーニ(ミラン)
第11回
1990/12/09
ACミラン(ITA) 3-0 オリンピア(PAR) ライカールト(ミラン)
第12回
1991/12/08
レッドスター・ベオグラード(YUG) 3-0 コロコロ(チリ) ユーゴビッチ(レッドスター)
第13回
1992/12/13
サンパウロ(BRA) 2-1 バルセロナ(ESP) ライー(サンパウロ)
第14回
1993/12/12
サンパウロ(BRA) 3-2 ACミラン(ITA)*6 トニーニョ・セレーゾ
(サンパウロ)
第15回
1994/12/01
ベレス・サルスフィエルド(ARG) 2-0 ACミラン(ITA) アサド(ペレス)
第16回
1995/11/28
アヤックス(HOL) 0-0
4PK3
グレミオ(BRA) ブリンド(アヤックス)
第17回
1996/11/26
ユベントス(ITA) 1-0 リーベル・プレート(ARG) デル・ピエーロ(ユベントス)
第18回
1997/12/02
ドルトムント(GER) 2-0 クルゼイロ(BRA) メラー(ドルトムント)
第19回
1998/12/01
レアル・マドリード(ESP) 2-1 ヴァスコ・ダ・ガマ(BRA) ラウール(R・マドリード)
第20回
1999/11/30
マンチェスター・U(ENG) 1-0 パルメイラス(BRA) ギグス(マンチェスター・U )
第21回
2000/11/28
ボカ・ジュニアーズ(ARG) 2-1 レアル・マドリード(ESP) パレルモ(ボカ)
第22回
2001/11/26
バイエルン・ミュンヘン(GER) 1-0 ボカ・ジュニアーズ(ARG) クフォー(バイエルン)
第23回
2002/12/03
レアル・マドリード(ESP) 2-0 オリンピア(PAR) ロナウド(R・マドリード)
第24回
2003/12/14
ボカ・ジュニアーズ(ARG) 1-1
3PK1
ACミラン(ITA) マティアス・ドネ(ボカ)
第25回
2004/12/12
ポルト(POR) 0-0
8PK7
オンセ・カルダス(COL) マニシェ(ポルト)

*6.UEFAチャンピオンズカップの覇者マルセイユの八百長が発覚し、タイトルは没収。代わりにACミランが出場。

Footballメニューへ戻る            ↑トップへ戻る

inserted by FC2 system